川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

ぼくのおじさん

「夜と霧の隅で」で芥川賞を受賞した北杜夫
これは北杜夫が手掛けた児童小説が表題作を含む9編からなる短編集
解説によると、書かれた時期は古いらしく芥川賞を受賞した2年後の昭和37年、雑誌「中二時代」に連載されていたそうです
居候のおじさんを少年目線で描いた作品で、この文庫版では表紙絵を描いている和田誠の挿絵も無数にあり、それを眺めるだけでも楽しめます
北氏の父は医者でもあり歌人でもある斉藤茂吉
厳しく育てられたようですが、そんな中で独自なユーモアを膨らませて行ったのでしょうか
解説からもう一つ上げるとこの作品を連載しているのと同時並行で、名作「楡家の人びと」も連載していたそうで、厳しい家庭とユーモラスな家庭の話を同時並行で書くことで、どこかガス抜きのような感じになっていたのでしょうか
他の作品はどちらかというと短く、小学生でも読めるような話となっています
「みつばち、ぴい」などは父譲りの詩のセンスを感じさせる作品となっています

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