閉じた本
異色ミステリーです
事故で両眼を失った主人公
大作家である主人公は自伝を口述筆記の助手として一人の青年を雇います
そこから始まるストーリーなのですが、何が異色かと言うと
会話と独白でしか、この本は語られていないのです
ミステリーなので詳しく語れないのがもどかしいのですが
この二人の会話の中で、緊張感が生まれていきます
何かがおかしい
一つ、また一つと湧きおこる不自然なこと
果たして助手として雇った人物は何者なのか
意図して自分に近寄ってきたのだろうか
ミステリーファンなら存分に楽しめる作品です