川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

いさましいちびのトースター


長崎訓子さんのこのカバー画、可愛らしくもスタイリッシュで好きですね
これはSF作家トーマス・M・ディッシュが書いたSFメルヘン小説です
森の中にある小さな別荘で主人に置き去りにされた電化製品たちが、主を探す旅に出るという、ありそうでなかったストーリー
中には長崎氏の挿画もあり、電化製品の冒険の旅に花を添えます

しかし、この作品が雑誌SFマガジンに一挙掲載されたとき私は目を疑いました
なんじゃこりゃあと
なぜなら、今までのディッシュの作品と世界観が一転していたからです
それまでのトーマス・M・ディッシュ作品と言えば
暗く、絶望的、精神破壊の内的宇宙ものが定番でした
それも、同じ内的宇宙を描くJ・G・バラードのようなアイディアや世界観の妙などがなく、ただただひたすらに暗い作品ばかり
その代表作がこれ


タイトルのまま、人類が宇宙から飛来した植物にじわじわと増すすべないまま皆殺しにされてしまいますw
どんな、心境の変化があったのかw
ディッシュにお会いすることがあれば聞いてみたいものですw



追記
調べてみたらディッシュは2008年にお亡くなりになられていました
長らく鬱病に悩まされた上の拳銃自殺とか
いつか、自分も旅立った後、お会いできればと思います


小松辰雄

1985 小松辰雄 1 速球王

解説者としての人気はいま一つのようですが(失礼)現役時代はものすごい投手であった小松さん
ついたあだ名は「スピードガンの申し子」とにかく早かった
この少し前には鈴木孝政、あとは阪急の山口高志が速球派でしたが、山口は選手としては短命に終わり、孝政は軟投派へと変わっていきました
しかし、よくこの画像存在するなあ
当時は家庭用ビデオ機など存在しませんから
いやあ、それにしても早いなあw

ダイタクヘリオス

競馬 20世紀の名馬 ダイタクヘリオス


本日はNHKマイルカップということで
マイルと言えばこの馬ダイタクヘリオス
京都まで引退式に行った唯一の馬です
ダイイチルビーとの恋仲説とかも囁かれましたねw



この馬は負けるときに特徴がありました
たいていが逃げ、先行の馬でしたので、勝つときは最終コーナーから先頭のまま押し切る強いレースを見せるのですが、負けるときは笑いながら馬群の中に沈んでいくのですwww
「悪い、今日は駄目だ、アディオス!」
まるで、そうとも言いながら馬群の中へ消えていくのですwww



この馬はムラがあり、走ったり走らなかったりの差がありすぎでした
でも私とは相性が良かった。なぜか、競馬新聞の馬柱を見ただけで、ああ、今日は走らんなwとわかったものです
後継馬、ダイタクヤマトもスプリンターズSで単勝万馬券を稼がせてくれました
血としては、ダイタクヤマトを最後に絶えてしまったけれども、記憶に残る名馬として語り継がれていくことでしょう