川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

神隠し


昨今、「妖怪ウオッチ」というアニメが流行っているようで、いろんなことを妖怪の責任に転嫁することが、一部で問題視されているのだそうな
でも、それは実は妖怪の使い方としてなんら間違ってないわけなのでw
小松和彦氏の著作は一時期はまって何作も読みました
その上で言えることは妖怪は民俗学の中で生まれたものだということ
過去の日本の限られたコロニーで誘拐などの犯罪が起こると、そのエリア内には犯罪者などいないという心境から神隠しなど、見えないものに対して、その責任を押し付けていたというもの
これは現代社会でもあって、誘拐事件とかで必ず目撃証言で現れるのが黒っぽい車これは、このコロニーで暮らしている人間たちに犯罪者はいないのだという、ある意味思い込みの目撃証言である場合が多いと私は思います
昔の人たちは小さなつながりを崩さないため、それを神や妖怪の責任としてやり過ごしてきたのでしょう
民俗学とは本当に掘り下げると面白い
こういう話はその土地次第でいろいろと移り変わるので面白いですね
この進化形がいわゆる都市伝説であろうかと私は思います
まあ、都市の方が考え方も多様化しますしねw

ヒッチコックを読む


これは大切な一冊
サスペンスの神様ヒッチコックの全仕事が収められています
思えばヒッチコック監督作品と私が出会ったのは高校生の頃でしょうか(それ以前もテレビで映画「鳥」とかを見ていたでしょうが、監督作品として認識はしていませんでした)裏窓、ハリーの災難、めまい、知りすぎていた男の4作品が日曜ロードショーで4週連続放送され、それを見て以来、この監督の作品は面白いと思うようになりました
当時はビデオ化された作品も少ないため、二番館上映を行う様々な映画館へ見に行きました
シネコンだらけの昨今では考えられないことですがw
海外特派員、バルカン超特急、レベッカ、第3逃亡者、サボタージュ、断崖、救命艇、白い恐怖、汚名、舞台恐怖症、見知らぬ乗客、引き裂かれたカーテンなどはすべて劇場で見ることが出来ました
さらに、DVDの普及のおかげで、サイレント時代の名作下宿人などなど、貴重な作品も見ることができ、今はいい時代だなと痛感しています
ただ、そんな私もいまだ見ていないのが、ヒッチコックにしては珍しいノンサスペンスのスミス夫妻
これだけはどうしても縁がないのか見ることができない、残念無念



まあ、ほとんど何を見ても楽しめるのがヒッチコック作品のいいところでありますが、私が受け付けないのが1作品だけございます。それは評判の悪い、トパーズでもなく引き裂かれたカーテンでもありません
白い恐怖、これだけは何度見ても納得できないんですよ、これが
ただ、ダリによる美術とか映像的には魅力がないこともないのですがね
地味に好きなのはフレンジ―、主人公に対してイライラ出来るという摩訶不思議な楽しさのある作品です
ヒッチコック作品、未見の方は是非一つでも見てください(特に若い方)
何かが頭ではじけるかもしれませんよw

奇跡のバックホーム

78回夏の甲子園 熊本工業VS松山商業 奇跡のバックホーム

これはリアルタイムで見ていたのですが鳥肌が立ちましたw
あの位置からのストライク返球でしたからね
古豪の名門校同士の対決は見ごたえがありました


【甲子園07】佐賀北の栄光【高校野球】

もう一つは佐賀北
とにかくこのセンターが凄かった



春は敦賀気比高校の初優勝でしたが
今から夏の甲子園が楽しみです