川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

平成二十七年六月二十九日午前一時十分
父、剛志(こうし)が永眠いたしました。享年85歳


二年前に脳溢血で救急搬送され、かなりの出血量のため手術は出来ない旨を担当医師から聞かされました
しかし、それから二年、意識障害を起こすこともなく、闘病生活を送っておりました
ただ、二年もの間、なにも口から食べることが出来ず、それが気の毒でしょうがなかった
天ぷら食いたい、寿司食いたい
病院が変わるときに搬送車の車内で、そう念仏のように唱えた父の言葉が今も耳に残っています


私が脚本家となった時、父は誰よりも喜んでくれました
私がウルトラシリーズの脚本を執筆しているとき、父の口癖は「時代劇は書かないのか」「時代劇を書いてこそ一人前だ」でした
その後、NHKで時代劇を手掛けるようになると、本当に嬉しそうで、ポスターを送ると必ず目立つ場所に飾ってくれました


七月一日に通夜、本日二日が告別式でした
近親者のみで行われ、孫四人、ひ孫二人も出席し、いい旅立ちができたのではないかと思います


長々と私事を書いてすみませんでした
ブログは明日より復活させますので、またこれからも宜しくお願い致します

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