金城哲夫
おそらく、私が誰よりも早く覚えた脚本家の名前です
ウルトラマンやウルトラセブンには他にも多くの脚本家が参加していますが、なぜか金城氏だけ、特別なインパクトがあります
何でだろうと、考えてみると、当時は同じ苗字でかねしろと読むプロ野球選手が何人か存在していたので、それをきんじょうと読むのがなんとなく心に刺さったのかもしれません
この本は、タイトル通りウルトラマンを創った一人の脚本家、金城哲夫の生涯が描かれています
著者は高校時代の先輩なのですね
この本はさらに沖縄と言う日本の県の歴史をつづった本であると言ってもいいかと思います
今も基地問題に揺れる沖縄ですが、本当に様々な苦難を乗り越えて今日にいたったことがわかります
対馬丸の悲劇を書けなかった金城さんと、書くことが出来た上原正三さん
同じ沖縄の生まれ、しかしその違いはなんだったのでしょうか
生まれた時代が違うとはいえ、本土でぬくぬく育ってきた自分には永遠の謎としか言えません