川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

神隠し


昨今、「妖怪ウオッチ」というアニメが流行っているようで、いろんなことを妖怪の責任に転嫁することが、一部で問題視されているのだそうな
でも、それは実は妖怪の使い方としてなんら間違ってないわけなのでw
小松和彦氏の著作は一時期はまって何作も読みました
その上で言えることは妖怪は民俗学の中で生まれたものだということ
過去の日本の限られたコロニーで誘拐などの犯罪が起こると、そのエリア内には犯罪者などいないという心境から神隠しなど、見えないものに対して、その責任を押し付けていたというもの
これは現代社会でもあって、誘拐事件とかで必ず目撃証言で現れるのが黒っぽい車これは、このコロニーで暮らしている人間たちに犯罪者はいないのだという、ある意味思い込みの目撃証言である場合が多いと私は思います
昔の人たちは小さなつながりを崩さないため、それを神や妖怪の責任としてやり過ごしてきたのでしょう
民俗学とは本当に掘り下げると面白い
こういう話はその土地次第でいろいろと移り変わるので面白いですね
この進化形がいわゆる都市伝説であろうかと私は思います
まあ、都市の方が考え方も多様化しますしねw

×

非ログインユーザーとして返信する