ヒッチコックを読む
これは大切な一冊
サスペンスの神様ヒッチコックの全仕事が収められています
思えばヒッチコック監督作品と私が出会ったのは高校生の頃でしょうか(それ以前もテレビで映画「鳥」とかを見ていたでしょうが、監督作品として認識はしていませんでした)裏窓、ハリーの災難、めまい、知りすぎていた男の4作品が日曜ロードショーで4週連続放送され、それを見て以来、この監督の作品は面白いと思うようになりました
当時はビデオ化された作品も少ないため、二番館上映を行う様々な映画館へ見に行きました
シネコンだらけの昨今では考えられないことですがw
海外特派員、バルカン超特急、レベッカ、第3逃亡者、サボタージュ、断崖、救命艇、白い恐怖、汚名、舞台恐怖症、見知らぬ乗客、引き裂かれたカーテンなどはすべて劇場で見ることが出来ました
さらに、DVDの普及のおかげで、サイレント時代の名作下宿人などなど、貴重な作品も見ることができ、今はいい時代だなと痛感しています
ただ、そんな私もいまだ見ていないのが、ヒッチコックにしては珍しいノンサスペンスのスミス夫妻
これだけはどうしても縁がないのか見ることができない、残念無念
まあ、ほとんど何を見ても楽しめるのがヒッチコック作品のいいところでありますが、私が受け付けないのが1作品だけございます。それは評判の悪い、トパーズでもなく引き裂かれたカーテンでもありません
白い恐怖、これだけは何度見ても納得できないんですよ、これが
ただ、ダリによる美術とか映像的には魅力がないこともないのですがね
地味に好きなのはフレンジ―、主人公に対してイライラ出来るという摩訶不思議な楽しさのある作品です
ヒッチコック作品、未見の方は是非一つでも見てください(特に若い方)
何かが頭ではじけるかもしれませんよw