川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

トリフィド時代




SFの古典です
この作品が生まれるまでSF小説はウェルズの「宇宙戦争」とかヴェルヌの「海底二万哩」とか、どちらかというとまだ少年少女向けと言う見方がされていたようです
ただ、この小説が発表されてから見方が大きく変わり、SFと言うジャンルが大人にとっても楽しめるものであることを浸透させたのです
トリフィドという架空の植物がこの本の世界には存在します
これは3本の根で歩行することができ、長い触手を持ち、毒針があります
危険な植物であるのですが、油が取れることから栽培され、触手を切り落としてペットとして飼われていたりもします
ところがある日
地球の軌道を通過した大流星群
それを見た人々は翌日失明してしまいます
すると今まで人類が管理していたトリフィドたちが、目の見えなくなった人々を襲いだすのです
この作品は「人類SOS!」というタイトルで映画化されましたが、まあB級の域は超えませんでしたw

ちなみにこれは銀背と呼ばれるハヤカワSFシリーズ版
ジョン・ウインダムは他にも「海竜目覚める」「さなぎ」「呪われた村」など、素晴らしい作品を残しています
「呪われた村」は二回映画化されていてどちらも映画のタイトルは「光る眼」二回目の監督はジョン・カーペンターでしたねw

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