川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
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江戸町奉行所事典


時代劇&時代小説を書く上で必須の資料第二段
特に時代劇の脚本を書く人はたいてい所有しているのではないでしょうか
もうこれ一冊で町奉行はおろか、寺社奉行や勘定奉行の事まで丸わかりです
イラストも多く、見やすい上に当時の牢獄や拷問、刑罰なども詳しく書かれており非常に役立つ本です
以前NHKの時代劇「オトコマエ2!」第一話を書いたとき、与力である主人公が吟味をし、奉行である遠山金四郎がそれを見守る形で描きました
実は実際の吟味は与力が行うものなのです。お奉行様は咎人相手に声をかけて取り調べなどいたしません
与力が吟味をし、奉行はそれを見届ける、これが正しい吟味の流れでした
最近はこういう奉行所ものの時代劇もすっかりなくなってしまいました
今一度、日本の時代劇が隆盛となり、勧善懲悪の直球な作品が多く作られるといいのにと切実に望みます

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