川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

狼の王子

この頃邦訳が多い北欧の小説
今回はデンマークの作家がアイルランドを舞台に描くという珍しいスタイルの小説です
アイルランドの田舎町で郵便配達人が発見した三体の死体
監禁、虐待、家族の殺し合い
と、物騒な単語を並べましたが、本作は実に上手に読者をリードしていき、ラストの謎解きへと導いていきます
さて、アイルランド
狼男といえばアイルランド
やはり少し閉鎖的なイメージがありますね。よそ者受け付けぬみたいな
狼男の映画といえば、私が好きなのが「狼男アメリカン」

狼男アメリカン [DVD]
狼男アメリカン [DVD]
メーカー:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
登録日:2004-12-29
カテゴリー:DVD

始りの舞台はやはりアイルランド
旅行中のアメリカ人2人がバーに立ち寄ると、もう完全によそ者扱いw
やがてバーを出た二人は狼に襲われ、うち一人は死に、もう一人は重傷を負って、狼男へと変貌していきます
この映画のいいところは独特のユーモアが漂うところ
殺された友人が幽霊となって現れるところはなかなか面白いものです
脱線しましたが、このクリスチャン・モルク、二十代で渡米し、ワーナーブラザースにヘッドハンティングされ映画製作にかかわっていたとか、
次の作品が待ち遠しい作家の一人です

×

非ログインユーザーとして返信する