川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
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アンドロイド

ロボットという言葉はチェコの作家カレル・チャペックが考えたもの
そのロボットをより人間に近づけたものがアンドロイド
この小説が発表されたのは1958年
著者のエドマンド・クーパーはイギリス人ですが、この小説はアメリカで発表されました
何故ここまで人間に近いロボットが作られなければならなかったのかを独自のロボットとの歴史観を構築してアンドロイドの誕生を語っている本書は、SF創世期にふさわしく、なくてはならない作品の一つとも言えます
岩波書店で再販すべき名作だとすら思います
結局人間に近づけたことで生じる悲劇
これはA・ジッドの名作「田園交響楽」のラストのようでもあります

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