地虫鳴く
直木賞作家木内昇(のぼりと読みます、女性です)氏の新選組小説
しかし私も新選組好きですよね、何冊目だろうねこれでw
この小説三人の隊士の視点を使って書かれている小説で、近藤、土方、沖田などはみんな脇役です
一人は阿部十郎
この人は後に馬上の近藤勇を狙撃します
しかし、近藤は肩に鉛玉を食らったまま、そのまま馬で駆け抜けます
後になぜ馬を狙わなかったのかと、阿部は責められていたりします
二人目は篠原泰之進
柔術師範で、伊東甲子太郎のシンパですね
油小路事件では逃げ切り、薩摩藩邸に駆け込みました
三人目は尾形俊太郎
最後の新選組を引き受けた男です
たまにはこういうマイナーな視点からドラマも描いてみると面白いかも知れません