葬神
島原の乱を描いた歴史小説です
一人の絵師が主人公として描かれ、農民たちから神として担ぎ出される益田時貞(天草四郎)の生涯を描きます
しかし、3万の反乱を12万で制する幕府軍もすごいものです
でも最初の上使、板倉重昌は討ち死にしていますから、二人目の上使、松平信綱はそりゃあもう必死だったことでしょう
山田風太郎氏がこれをモチーフに「魔界転生」という小説を書き、のちに二度も映画化されました
沢田研二さんが演じた天草四郎はおどろおどろして恐ろしい役でしたが、実際はこの小説のように担ぎ出されてしまったのでしょう
ある意味ジャンヌ・ダルクのようなものでしょうかね
いつの世も犠牲となるのは若者か
せつないですなあ