海燕ホテル・ブルー
直木賞作家船戸与一氏も鬼籍に入られてしまいました
壮大なスケールで、世界各地の物語を書かれた作家でした
そう考えると、この作品はいささか地味なものかもしれません
出所してきた囚人が先に出所していた囚人に会いに行きます
目的は二人で仕事をするため
仕事いっても当然まっとうな仕事ではありません、犯罪です
そして、その二人の男の間に一人の女が入り込む
すると三人の関係はまるで運命に翻弄されるかのように悲劇へと導かれていきます
スケール感こそないものの、まるでシェイクスピアの悲劇の戯曲のように、人の心がうつろって行く様を硬派な船戸氏がじりじりと書き上げており想定外のパワーを感じさせてくれます
これを映画にしませんか?
安くできる脚本書きますよw