川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

2015年8月のブログ記事

  • メイショウサムソン

    2006年 日本ダービー メイショウサムソン 石橋守.mp4 日本ダービー勝ち馬のメイショウサムソン しかし、ここからがなかなか大きなレースを勝てませんでした 適性距離がなかなか測れなかったような気がしますね 凱旋門賞 2008 ザルカヴァ Zarkava メイショウサムソン10着 天皇賞秋を勝っ... 続きをみる

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  • 終わりなき戦い

    最強の訓練と教育を受けた兵士たちが謎の異星人トーランと果てることのない戦いを繰り広げるという作品 福本直美氏(本書の解説は素晴らしいと思う)の解説によると、本書を書きあげる上で、作者はハインラインの「宇宙の戦士」を参考にしたとのこと 「宇宙の戦士」と言えば、あのガンダムのモビルスーツの参考にもなっ... 続きをみる

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  • オコエ瑠偉

    本日の東京中日スポーツ一面 いやあ、オコエ、センターからのスタンドへ飛び込んだ送球はいただけないが、その打撃と足は魅せてくれました スピードというものは持って生まれたものでなかなか鍛えられないもの、50メートルを6秒切る脚力は確かな武器です 今年の夏の甲子園はプロで見たいと思う選手がここまでいなか... 続きをみる

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  • 獣人伝説

    現代社会の腐敗にある日神は怒った 神からの指令を受けた主人公は人間の姿に化けて腐敗を横行させる「有尾人間」を次々と殺害していくが…… 半村氏の伝説がつく作品は別にシリーズでもなんでもなくすべてが独立した作品なのですが、これはストレートに面白い作品です しかし、このストーリーの転がし方は実に巧妙 悪... 続きをみる

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  • 柔らかい月

    イタリアの作家、イタロ・カルヴィーノの短編集 このハヤカワ文庫版は絶版だと思いますが、反リアリズム派の代表的作家なので、SFというカテゴリーではなくどこかで今も出版しているかと思います 表題作「柔らかい月」は月の一部が地球上に触手のように伸びてくる話 一瞬でなくなる物質文明を風刺をこめて描かれてい... 続きをみる

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  • 恐喝 ゆすり

    昨日はサイレント映画「下宿人」を紹介しましたが、今回はアルフレッド・ヒッチコック初のトーキー作品をご紹介 アメリカでトーキー映画がじわじわと誕生し、興行収益を塗り替えるようになるとイギリスにもその波が伝わってきました。そしてヒッチコックも初のトーキー映画を手掛けることになります ただし、本作はもと... 続きをみる

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  • 劔岳 点の記

    私は学生時代ワンダーフォーゲル部におりまして、登りました劔岳 それまで槍ヶ岳や奥穂高、西穂高、北穂高などいろいろと登ってきましたし、西穂高や奥穂高の丸危マークのついたところなどへの河童で、鎖場も大歓迎な口だったんですが この劔岳はとにかく半端ない山です 正直、登っていて死ぬかもしれないと思った山は... 続きをみる

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  • ダイワスカーレット

    桜花賞(G1) ダイワスカーレット 強い牝馬でした とびきりの先行力から他馬の脚をなし崩しにして勝つ スピードとパワーを兼ね備えていましたね まさしくエンジンが違う感じ 有馬記念(GI) 第53回 ダイワスカーレット【HD】 この2500mの有馬記念でも、直線で抜け出すと他馬に並ばれることすらなく... 続きをみる

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  • 下宿人

    アルフレッド・ヒッチコックのサイレント時代の傑作 実際にあった連続殺人をもとに作られたそうです ある家に訪れる怪しい下宿人 次々と起こる女性を狙った連続殺人 下宿人を置いた家ではその犯人が下宿人なのではと疑心暗鬼に陥ります この映画で特筆すべきショットが、住人が室内で不安がっていると、二階から室内... 続きをみる

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  • クラッシュ

    個人的にバラードの最高傑作と思っている小説 現在では創元推理文庫で読めます これはクローネンバーグ監督で映画化されており、それはそれでよいのですが、この狂気のお話はやはり文章で味わう方が刺激的です 随分前ですがこのバラードのテクノロジー三部作と言われる一つの作品「コンクリート・アイランド」を紹介し... 続きをみる

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  • 銀の三角

    SFマガジンで連載当時から読んでいた銀の三角 萩尾望都氏の最高傑作と言われております しかし…… わからないw でもぐいぐいと読ませる力に満ちているから不思議 こういう作品は頭で理解しようとしてはならないものなのでしょうか この記事を書くにあたって、じっくりと今一度読み返してみました それでも、な... 続きをみる

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  • 若松5勝

    ようやく連勝、このまま波に乗ってもらいたいものです 若松駿太20歳 2013年ドラフト7位高卒 この選手、高校時代はショートを守っていたそうです その動きを見ていた中日渡辺スカウトが、投手にしたらどうかと監督に進言し、投手となったそうな それが下位指名で入団し、早くも3年目でローテーション入りする... 続きをみる

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  • モグラびと

    ニューヨークには地下生活者なる人々が存在し、その人たちを直撃したルポ 日本でも隅田川の横あたりや大きな公園とかでホームレスが居住地を作りコミュニティをはかっていますが、ニューヨークではどうやら地下のようです マンハッタンの岩盤は結晶片岩で地盤の変動で大きな洞窟が出来たそうな それもセントラルパーク... 続きをみる

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  • F2グランプリ

    数年前に亡くなられた海老沢泰久氏の名作 F1ではなくF2というのがリアリティがあります この作品では3人のレーサーが中心となって話が進みます 速さを誇るも過去の大事故のトラウマがぬぐいきれない男 抜群のテクニックで絶対王者に君臨しようとする男 新人離れしたテクニックを持ち、度胸を備えた若手 この3... 続きをみる

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  • ウルトラマンジャスティス

    映画「ウルトラマンコスモス2ブループラネット」&「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャステス」に登場するウルトラマンジャスティス セブンなフェイスと平成のボディ なかなかスマートでカッコいいウルトラマンだと思います テレビシリーズで考えられていたというのはデマです オリジナルビデオシリーズでや... 続きをみる

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  • ぼくのおじさん

    「夜と霧の隅で」で芥川賞を受賞した北杜夫 これは北杜夫が手掛けた児童小説が表題作を含む9編からなる短編集 解説によると、書かれた時期は古いらしく芥川賞を受賞した2年後の昭和37年、雑誌「中二時代」に連載されていたそうです 居候のおじさんを少年目線で描いた作品で、この文庫版では表紙絵を描いている和田... 続きをみる

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  • カワカミプリンセス

    第67回優駿牝馬 - カワカミプリンセス - カワカミプリンセス 秋華賞 2006 カワカミプリンセス、強い勝ち方でオークスと秋華賞を制しました 鞍上は本田 あらかじめ断っておきますが私の馬じゃないですよw 川上牧場で生産されオーナーも同じなのでこの名がついたのでしょう オレンジ色のメンコも印象的... 続きをみる

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  • 読んで、「半七」!

    岡本綺堂の「半七捕物帳」から宮部みゆき氏と北村薫氏がセレクションしたアンソロジー 全12編の短編と「江戸のシャーロック・ホームズ」と題された、上記二人の作家の対談解説もあって、なかなかお得感のある一冊です 確かに岡本綺堂はシャーロック・ホームズの愛読者でしたから、この半七捕物帳もお手本としていたよ... 続きをみる

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  • 追いつめる

    中学生の頃、チャンドラー、ハメット、マクドナルドなどを読み漁り、高校に行って87分署シリーズにどっぷり漬かっておりました なぜかなかなか日本のハードボイルド作品に手がでなかったのですが、何がきっかけだったかこの一冊に手を伸ばしたのです いやあ、面白い、さすがに直木賞とっているだけのことはある 同僚... 続きをみる

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  • ピッカリコニカ

    最近19歳の大学生がテレフォンカードの存在や使い方を知らないという記事を読みました テレカを知らんとなるとフィルムもしらんだろうなあ このピッカリコニカ、私が中一になる年に集めたお年玉で購入したもの まだ池袋にビッグカメラがなかった時代、新橋にあるヨドバシカメラへ父とともに言った記憶があります 今... 続きをみる

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  • 春泥歌

    「オイディプスの刃」で知られる赤江瀑氏 表題作を含む10作の短編集 「砂の眠り」は人の秘め事を植物を使って表現した傑作 気候の描写はさほどないのに、まつわりつくような湿度を感じさせる 私は蛇年でしてね執念深いのです なんとなくこの一言が重く感じられた 表題作は祖母のお遍路にまつわる話 タイトルの「... 続きをみる

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  • 三角形の第四辺

    エラリー・クィーンはフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーの共同執筆時のペンネーム この作品はかなり後期の作品で、エラリー・クィーンの名で出版されていますが、別の作者が書いたものとされています 後期の作品はほとんどがそうで、なので小説のタッチもバラバラ、トリックも未熟なものであったりして、どうし... 続きをみる

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  • ウオッカ

    2007年 日本ダービー ウオッカ 四位洋文.mp4 本当に酔っ払うくらい強い牝馬でした ダービーを制した時は驚きましたね 鞍上は四位洋文 見事なエスコート振りでした 061203阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) ウォッカ 2009年 第4回 ヴィクトリアマイル(GI) ウオッカ 2008/6/... 続きをみる

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  • 地球最後の男

    ロバート・ブロックの長編代表作が「サイコ」なら、リチャード・マシスンの長編代表作はこれですな 表紙にもあるように原題は I AM LEGEND ウィル・スミス主演で映画化された作品の原作です 世界中の人間が吸血鬼となってしまいたった一人の人間が生き残る この発想は、のちにゾンビ映画の礎ともなります... 続きをみる

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  • たったひとつの冴えたやりかた

    片山若子さんのカバーイラストがいいですね 表題作は念願の宇宙旅行へ出発した少女 銀河へ飛び立つ途中に冷凍睡眠に入るわけですが、その間に頭の中に一人のエイリアンが侵入 二人は協力しながら冒険を続けるというもの なかなか楽しい作品ですが少し悲しい結末がまっています 他に二本の中編が収められています さ... 続きをみる

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  • サニーブライアン

    皐月賞 サニーブライアン 皐月賞を逃げ切って勝ったサニーブライアン 正直、この時は驚きました 人気もそうはなかったし、鞍上は大西騎手 地味 この一言がまさにあてはまる勝利w ダービーでも皐月賞勝ち馬でありながら1番人気にはなりませんでした ところがどっこい 日本ダービー サニーブライアン(大西直宏... 続きをみる

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  • コロサス

    ハヤカワSFシリーズ、いわゆる銀背 この作品、映画にもなったのに一度も文庫化されなかったのが不思議 昨今でもはやりのAIが人間を支配するという話、その先駆けと言ってもいい話ですね アメリカで作られた巨大コンピューターコロサス 人間の判断を得ずともあらゆる軍事行動を発動できる権利をこのコンピューター... 続きをみる

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  • 宝石世界へ

    ニューヨークの地下鉄で早朝たまたま同じ車両に乗っていた警官と一人の娘 すると乗り合わせた他の乗客がすべてマネキンへと変わっていた! なんか、ドッキリのネタのような始まり方をする小説ですが異世界ものとしてなかなか楽しめる一冊です やがて地下鉄が到着する駅 そこはニューヨークのようでニューヨークではな... 続きをみる

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  • アイビスサマーダッシュ

    2011年 第11回アイビスサマーダッシュ(GIII) 今年の千直重賞はベルカントが制しました(映像はまだUPされていませんでした) 父親は稀代のスプリンター、サクラバクシンオー 千直にはもっぱら強い血統です このレースはすっかり夏の新潟の風物詩となりました 2008アイビスサマーダッシュ 201... 続きをみる

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  • りびんぐゲーム

    これは脚本家デビューして間もない20代の頃、某テレビ局のプロデューサーとなんとかドラマ化できないかと企画を練りました、かないませんでしたが 主人公は特に何も考えないまま、小さな会社に就職した二年目サラリーマン 自身の引っ越しと会社の引っ越しが重なり、自宅から歩いて会社へ行ける距離に、しかし、新築だ... 続きをみる

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  • ネオザルス

    ウルトラマンダイナに登場するハイパークローン怪獣ネオザラス かなり強い怪獣なのだが、一度しか登場しなかったので影が薄いかわいそうな奴ですw クローンシルバゴンを倒しますが、この時脚本家の右田氏にガギの敵討ちですか?と言われてしまったw ウルトラマンティガでガギが噛ませ犬になった相手こそがシルバゴン... 続きをみる

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  • レベルセブン

    最終戦争ものの古典中の古典 これは絶版となったサンリオSF文庫版ですが、どこかで出しているんじゃないですかね、岩波とか河出とかで タイトルのレベルセブンとは4000フィートを超える地下にある秘密の原爆ロケット発射基地のこと そこに配属されたX-127なる人物の記録が主な内容 著者のモルデカイ・ロシ... 続きをみる

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  • まんが伝記事典

    子供の頃お世話になりました 世界の偉人がぐっと凝縮された伝記事典 偉人の伝記ってまるまる一つを読むと長すぎて飽きてしまうんですが見開き2ページ(長いものでも4ページ)で凝縮されると読みやすく覚えやすいものなのです でも、この漫画を読んだおかげで魯迅やヘミングウェイなんか知りましたし、そこからその著... 続きをみる

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  • CAPOTE

    最近はDVDを購入しても、こうケースをパカッと開いても、DVDと紙切れ一枚入っているだけで味気ないですね ただ、このDVDは違います プラスチックのケースの中に入っており、開くと二枚のDVDとミニサイズのパンフレット こういうのが嬉しいのよ、ほんと 1つ目のDVDはもちろん、作家トルーマン・カポー... 続きをみる

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  • ウルトラQ

    久しぶりにウルトラQを見ます 中でもこの4は 13話「ガラダマ」ガラモン登場編 14話「東京氷河期」ぺギラ再登場編 15話「カネゴンの繭」カネゴン登場編 16話「ガラモンの逆襲」ガラモン再登場編 と、大怪獣祭りの巻となっております 中でも東京氷河期の特撮が凄いんだよなあ

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  • 陸軍士官学校の死

    エドガー・アラン・ポー(この小説内ではポオと表記)が登場するミステリー ポーといえば世界で初めて推理小説を書いたアメリカ人で、江戸川乱歩のペンネームの由来ともなった人物です そのポーが陸軍士官学校時代に事件に巻き込まれるというサスペンスなかなか読ませてくれます 士官候補生の首つり死体 その死体から... 続きをみる

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