川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

大江戸役人役職読本


時代劇や時代小説を書く上での資料第三弾
これもかかせない資料です
前に江戸町奉行所を紹介しましたが、この本では江戸で働いていた役人たちのすべての仕事が掲載されています
ちなみに三大奉行である寺社奉行、勘定奉行、町奉行は役方(文官)であり、たとえば戦が起きた時などは、戦中に赴くのではなく、治安維持や補給活動などに追われる戦には出向かぬ人たち
その反対が、長谷川平蔵で知られる火附盗賊改(ひつけとうぞくあらため)
この立場の人は番方(武官)であり、かなり荒っぽいことも許されたそうです
前に「酔いどれ小籐次」という時代劇をNHKで書きました
その第一話が、番方の武士が、同僚武士の屋敷と女を奪うためにちょっかいをかけるというものでした
原作の流れの中でもなかなか面白いエピソードだと思います
何か起こったら真っ先に戦わなければならない者たちが、そんな情けない目論見をくわだてるとは
情けないw
ご興味を持たれた方はDVDが発売されておりますのでぜひどうぞ
それにしても「酔いどれ小籐次」はいまだ地上波で放送してくれない
残念です(-_-;)

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