川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
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夕暮まで

吉行氏の小説も昨今絶版が多くなかなか手に取りにくくなりました
「夕暮まで」は中年男と女子大生の恋愛話
当時は話題となり「夕暮れ族」なる流行語を生みだしました
そして、それにつけ込んだ愛人バンクも生まれ、ちょっとした社会現象にもなりました
この作品は吉行氏の執筆期間で言うと比較的後期に属するもので、野間文学賞を受賞しております
しかし、名作「暗室」などと比べてみると、いささかソフトで、少し物足りない印象すら与えます
やはり通俗的な小説ほど賞味期間は少ないのでしょうが、流行語まで生み出す作品としてはインパクトを欠きますね
となると、何が良かったのか
タイトルですよ「夕暮まで」
これだけで、当時の人たちは何かを期待してしまったのでしょうw
「夕暮れ族」なんて流行語を囁いていた人たちの大部分が、きっとこの小説を読んでいないだろうしねw

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