川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
主に野球、相撲、競馬、読書、映画関係

第六大陸

人類にとって新たな大陸、月
そんな月のテラフォーミング計画を真面目にとらえた作品です
西暦2025年、日本のある企業が月面に結婚式場第六大陸建設計画を打ちたてます
そこに至るまでの様々な苦難、そして問題、NASAからの横槍などが赤裸々につづられます
この中で書かれていますが宇宙デブリ(ゴミ)は大問題ですね
この小説内では上手くそれが処理されていましたが、軌道エレベーターを作るにしろ、宇宙に廃棄された無数のゴミ(ほとんどが人工衛星の残骸)はいずれきちんとしかるべき処置をしないと人類の足かせとなることでしょう
しかし、月でこれほどの労力がかかりますからね
アメリカは火星を目指しているみたいだけど、私が生きているうちに実現はしないでしょうね、残念だけど
この小説ではこの時点ですでに中国が月面基地を所有していますが、なんとなくリアリティがあります
著者の小川一水氏は私よりも7歳若い作家
40歳代に突入したばかり、これからの作品も大いに期待します

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