川上英幸のブログ

脚本家川上英幸がゆるゆると書き残すブログです
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サムの息子


これは1976から77年にかけて6人もの人間を殺し、7人負傷させた殺人犯のルポです
デヴィッド・バーコウィッツ、ニューヨークでは死刑がないため懲役365年の判決を受け、いまだ服役中です
サムの息子というのは彼が犯行当時に名乗っていた名前
おそらく黒人の犯行だと見せかけようとでもしたのでしょうが、この「サムの息子」という名前がNYうぃ震撼させました
更に収監後もこの名前は物議を醸しだします
とある出版社がこの男に多額の報酬を用意し、手記を書かせようとしたのです
このことをきっかけで2001年に出来た法が「サムの息子法」
いわゆる、犯罪者による罪のビジネス化を防ぐ法律です
また、これは犯罪被害者への救済法であり、出版物によって生まれた利益は被害者や遺族に回されることになります
今、日本でもこの法律が注目を集めています
私が何を言いたいか、もうおわかりですね
日本は出版の自由が認められています。なので、どんなものでも出版できる権利はあります
しかし、殺人をしたことで生まれる利益がそのまま犯罪者のもとへ渡ってしまってもいいのでしょうか?
私はその対象図書を買うつもりも読むつもりもありません、そればかりかほんのタイトルもこういう場で書くことも控えています
しかしすでに10万部が刷られたこの本は1000万以上の利益を元殺人者に与えているのです
日本でも法律を見直し、犯罪によって生まれた利益を遺族や被害者に分配できるようになることを強く願います


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